TA PACK SYSTEM ®
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TA(Transactional Analysis=交流分析)は精神分析の創始者・フロイトの流れをくむ、精神科医エリック・バーン博士によって開発された新しい臨床心理学です。ここではTAの性格分析システムであるエゴグラムとOK図表をご紹介します。
TAでは人柄は大きく分けて6つの要素から構成されていると捉えられています。これらの構成要素をどのようなバランスで持ち、どれくらい表面的な態度や行動に表れてくるかをとらえて数量化し人柄をグラフに表したものをエゴグラムと言います。
要素 | 形成プロセス | ポジティブな面 | ネガティブな面 | ||
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親の自我 3~6歳頃に親の考え方や行動の影響を受けて形成される要素 |
CP (批判的なP) |
物事を判断する基礎となる価値観、理想、信念を身につけてできた部分 | 規律を守る 評価する 道徳的 |
頑固 偏見を持つ 圧迫する |
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NP (保護的なP) |
人に対する愛情、思いやりを持ち、それを表す行動部を見習ってできた部分 | 思いやり 世話をする 気を配る |
甘やかす おせっかい 自立を妨げる |
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成人の自我 6~9歳頃に思考、判断、対応を繰り返しながら形成される要素 |
A (成人のA) |
事実、客観的データに基づいて考え判断する力を基礎に発達する部分 | 冷静で客観的 計画性がある 意思決定できる |
打算的 クール 味気ない |
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子どもの自我 0~3歳頃に親形成される感覚的、感情的な感じ方や反応の仕方の要素 |
FC (自然のP) |
人間が本来持っている欲求や感覚、感情を損なわずに強化して自分の一部とした部分 | 天真爛漫 好奇心が強い 創造性豊か |
自己中心的 持続力がない 単純 |
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AC (順応のC) |
相手の期待や要求に添うために自分を抑え、相手に合わせる行動を繰り返しているうちにパターン化して身につけた部分 | 素直で従順 辛抱強い 協調性がある |
依頼心が強い 我慢しすぎる こびへつらう |
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RC (反抗のC) |
自分の思いや欲求を抑えられたことに反発する行動を繰り返してパターン化して身につけてできた部分 | 競争心旺盛 根気強い エネルギッシュ |
攻撃的 反抗的 不平不満を持つ |
自分、他人に対し肯定の姿勢をグラフに表したものをOK図表といいます。協調性、積極性、自信、安定度を計ることができ、対人関係の傾向が読みとれます。
自分と相手の両方を肯定し強調的、積極的で自信と安定感がある。良好な信頼関係がもてる。
相手は肯定するが、自分を肯定できない。従順な一方で消極的、依存的受身的である。
自分は肯定するものの、相手には否定的。独善的、高圧的で対人関係は支配的になりがち。
自分だけでなく相手にも否定的。物事に対して虚無的、絶望的で人間関係ではトラブルが生じやすい。