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「自分を知ること」は、対人援助技術を学びたい方も必須の項目です。
「人は自分を知った深さまでしか相手を知ることが出来ない」と言われています。対人関係にまつわる仕事をしている方、あるいはこれから目指す方にとっても「自分を知ること」は避けて通ることの出来ない道なのです。
その中でもTAは非常にシンプルでなおかつ奥が深いことが特徴の臨床心理学です。
仕事においても、プライベートにおいても必ずついてまわる「人間関係」。この善し悪しが大きく影響を与えることはご存知の通りです。「どうしてうまくいかないのか?」、「どうしてストレスがたまってしまうのか?」etc・・・悩みは尽きません。
その原因を「相手のせい」・「状況のせい」にしてしまうことは簡単ですが、それでは問題解決にはつながりません。それにはまず「自分を知る」ことが大切です。
自分がどんな“性格”で、どんな“傾向”を持ち、どんな“感じ方”をしやすいのか・・。不思議なもので、「自分を知る」ことで問題と感じている多くの悩みは軽くなるのです。
「自己を知る」こと、つまり様々な側面を持つ自分を再確認したり発見したりしていくと、どんな問題が起こっているのか、それはなぜなのかがよく分かってきます。そうした気づきの積み重ねによって、自分が変化する勇気を持つことができるようになり、問題そのものが小さく見えたり、解決方法が見つかったり、あるいは解決することができたりします。つまり、「自己変革力」が増すのです。このようなやり方は、「人間関係や問題の改善・向上」のための主要な方法の一つでもあるのです。
TAは、エリック・バーン博士(アメリカ 1910~1970)によって開発された、臨床心理学の分析システムです。TAのねらいは、自己理解(自分の感情・思考・行動パターンの要因に気づく)を深め、対人関係の傾向性や人生の方向性に気付き、自分らしく生きることです。今後ますます、自立した個が求められる中、自分の個性をつかみ、それを持ち味として能力を発揮することは非常に重要です。TA理論は、人間行動の理解や改善に適応できます。単純明快な理論で短時間で学べるのが特徴です。
午前 | 午後 | |
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1回目 |
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PAC分析(自我状態の明確化)
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2回目 | ストローク、ディスカウント分析
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人間の問題性をつかむ
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3回目 | 心理的ゲームの分析
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人生脚本の分析
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1回目 | 資料集、ワークシート、チェックリスト等を多数活用し、自分の成長課題の理解を自己分析を通して学習 |
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2回目 | TA理論を通して、自己理解を深め、より高い自律性を達成するためのエッセンスを吸収 |
3回目 | 今後の自分の成長課題について整理し、受講生一人一人、簡潔にまとめていく |
各講座修了者には、ヒューマンスキル開発センターより、『TAベーシックセミナー』修了証をお渡しいたします。
この講座のポイントは、TA理論を使って“自分を学ぶ”ということです。ただ単にTA理論を学習するのであれば市販の書籍を一生懸命に読めば理解できます。しかし大切なことは、この理論は“人を理解する”という実学なのです。従って、心理学の講義のように理論のみを記憶してもあまり意味はありません。
このセミナーでは、理論の枠組みを自分をケース・スタディとして体験に落とし込みながらに学んでいきます。そして講師や受講生同士の真摯なかかわり合いを通じて様々な気づきや深い理解が生まれるのです。
TAにご興味をお持ちの方はぜひ、このTAを通じた新たな気づきや理解を体験していただきたいと思います。
ヒューマンスキル開発センター講師 刀根健